楽天 加の電子書籍Kobo社買収

楽天は2011年11月9日、電子書籍事業を手がけるカナダ Kobo を買収して完全子会社化する計画を発表した。世界各地で電子書籍コンテンツ/端末を販売している Kobo を傘下に納めることで、楽天は海外出版社などとの関係を構築し、電子書籍事業のグローバル展開を推進したい考え。

買収は、Kobo の全株式を取得することで実行する。買収金額は約3億1,500万ドル(約236億円)で、手続きは2012年第1四半期に完了する見込み。ただし、買収にはカナダ政府の承認が必要となる。

Kobo は、カナダのほか米国、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドなど、世界100か国以上で電子書籍コンテンツを販売。米書店チェーン大手 Borders の Web サイト運営なども行っていた。同社の電子書籍コンテンツは、専用端末「Kobo eReader」だけでなく、iOS / Android / BlackBerry / Windows / Mac OS X などのアプリケーションでも購読できる。また Kobo eReader は英語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/イタリア語/オランダ語に対応しており、米国 Google の電子書籍サービス「Google eBooks」も利用できる。

2010年3月から2011年4月期の業績は、売上高が8,998万1,000カナダドル(67億4,800万円)、純損失が3,328万3,000カナダドル(24億9,600万円)。

なお、楽天は国内で電子書籍ストア「Raboo」を開設するなど、電子書籍事業に力を入れている。

ゲーム雑誌大手のエンターブレインがこのほど発表した11年10月のゲーム販売ランキングによると、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」が約30万4000台を売り上げ、5カ月連続で家庭用ゲーム機の販売台数で首位を獲得したが、3DS用ソフトの売り上げは約12万2000本とハードの半数以下にとどまっていることがわかった。ハード購入者の4割しかソフトを購入していないことになり、関係者はソフトの売り上げがハードを下回る珍現象に驚いている。

 3DSは8月11日の1万円値下げ以降、好調な売り上げをキープしているが、家庭用ゲームソフトの機種別売り上げ本数では、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「プレイステーションポータブル」(PSP)用ソフトが約129万8000本で首位、3DS用ソフトは3位でPSPの10分の1にも満たない結果となった。

 3DSは値下げで同価格となったDSからの買い換えが進んでいるが、ソフトの方は人気タイトルが不在のため、ハード購入者の多くが購入せず従来のDS用ソフトで遊んでいるのが原因とみられる。ただ、3DS用ソフトはマリオやモンハンなど人気タイトルが年末商戦に投入される予定で、11月以降はソフトも盛り返し、正常化するとみられる。

 ちなみに10月の家庭用ゲームソフト月間売り上げランキングは、人気RPG「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズのPSP用最新作「ファイナルファンタジー零式」(スクウェア・エニックス)が約50万3000本で首位、人気アイドルグループ「AKB48」のPSP用アドベンチャーゲームの第2弾「AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…」(バンダイナムコゲームス)が約31万8000本で3位にランクインするなどPSP用ソフトがランキングを席巻した。

 調査はファミ通データ協力店3600の売り上げデータをもとに、集計した。(毎日新聞デジタル)


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